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教員の転職

「教員向いていないかも(辞めたい)」そう思う時ってどんな時?|そんな時の対処法についてもご紹介

教員のお仕事は「未来ある子供の成長をサポートする」というやりがいのあるお仕事です。 ですが、同時に大変な仕事でもあります。

大変な仕事なゆえに「教員に向いていないかも」と思うこともあるかもしれません。この記事では、教員に向いていないと思う時(教員をやめたい時)の対処法についてご紹介します。

また、こちらの記事では「教員のすべて」についてまとめていますので、併せてご覧くださいね。

教員の『なり方』から『辞め方・転職先』まで『すべて』をご紹介!|向き不向き、向いていない(辞めたい)際の対処法なども多角的にご紹介

教員とは

教員は、小学校~高校などで、子どもたちの心身の成長・知識・技能の習得をサポートするお仕事です。学校での授業や、生活面・道徳面での指導を行い、健全な成長を促します。

学校の種類によって生徒の年齢や成長の度合いが異なるため、それぞれに適した指導・サポートをします。

こちらの記事で「教員の仕事」について詳しくご紹介していますので、併せてご覧ください。

教員(学校の先生)ってどんなお仕事?|教員の仕事内容や役割・業務内容についてご紹介!

教員に向いていない・辞めたいと思う時

忙しすぎる時

教員は幅広い仕事を行います。

授業だけでなく、クラス運営・保護者対応・学校運営・学年指導・イベント運営・校務分掌など、さまざまな業務を遂行しなければなりません。

勤める学校や担当している役割などによって忙しさは異なりますが、基本的に教員の業務はびっしりと詰まっており、長時間労働がほとんどです。

部活動の顧問を担当している場合は、朝練のために早朝出勤したり、土日祝日の活動のために休日出勤したりなど熱心に仕事をすればするほど拘束時間が長くなり、休む時間もなくなります。

また、生徒がいない間は授業準備や事務作業など、様々な仕事をこなさなければなりません。教員は社会問題となるほど多忙ですので、その多忙さから「向いていない」「辞めたい」と思うことがあります。

保護者対応がうまくいかない時

保護者の対応にストレスを感じ、向いていない・辞めたいと思うことがあります。

保護者は、教師の指導に対してクレームや意見をすることもありますし、言葉の使い方一つで保護者の気分を害することもあり、保護者対応が難しいと感じることもあります。

また、「モンスターペアレント」という言葉が一般的になってきたように、理不尽な主張をする保護者が増えてきており、その対応などがうまくできないことで「教員向いていない」「教員辞めたい」と感じる一つのタイミングです。

授業がうまくいかない時

教員の主な仕事は「授業」であり、生徒へ新たな知識・学びを教えたくて、教員を目指すという方も多いです。ですが、なかなか授業が思うようにいかないこともあります。

生徒も教員も人間ですし、日によってテンションもクラスの雰囲気も異なるため仕方のないことですが、せっかく時間をかけて準備をした授業が上手くいかなかったりすると、やる気もなくなりますし、教員としての自信をなくし「教員に向いていない」「辞めたい」と感じることもあります。

生徒との関係性や対応する時

学校に色々な性格の生徒がいます。生徒も教員も人間であり、お互いに好き嫌いやその日の感情の起伏も多少あるのは仕方ないことです。それゆえ、生徒との関係性に苦労することもあります。

懐いてくれる生徒は良いですが、思春期特有の反抗的な態度の生徒や、マイナス思考な生徒や心に傷を抱えている生徒もおり、その対応に『思い悩んだり』『苦労したり』する教員も多いかもしれません。

生徒から傷つけられる時

教員は生徒たちと深く関わるからこそ、生徒の言動によって傷つけられることがあります。

子どもの成長過程には人を傷つけること・傷つけられることは必要なことであり、仕方のないことですが、かわいがっていた子供に傷つけられると(裏切られる)と、やはり傷ついてしまうこともあります。

教育者であることと精神的なストレスの折り合いがつかずに、教員に「向いていない」「辞めたい」と思うことがあります。

結果がついてこない時

教員の仕事は尽きることがなく、仕事の見切りをつけるのが難しいです。「どうしたら生徒に分かりやすく教えられるか」「より分かりやすい教材やネタはないのか」など、生徒のために取り組めることは尽きることがありません。

ですが、どれだけ熱心に仕事に打ち込んだとしても、そのすべてが結果として表れるものではありません。仕事に打ち込んだという事実は自身の成長にはつながりますが、100%生徒の成長につながるわけではありません。

時間と労力をかけた努力(仕事)が実を結ばずに、教員としての自信をなくし、教員に『向いていない』『辞めたい』と感じる事があります。

人間関係で居心地が悪い時

学校で業務を遂行する上で、他の教員とコミュニケーションを取る場面が沢山あります。

教員同士で意見が食い違うことや、衝突することなどもあり、職場での人間関係によって居心地が悪いと感じ、教師に向いていない・辞めたいと考える事があります。

学校や教師間での競争がある時

少子化が進んでおり、特に私学では『学校の特色』をアピールして生徒を集めています。特色を売りにしているため、その特色をより充実させるためのスキルをもっている教員が評価されます。

教師同士での評価競争に疲弊し、向いていない・辞めたいと感じる場面も多くあります。

生徒に対して感情的になった時

生徒に対して感情的な言動をしてしまった時に「なんでこんな事を言ってしまったんだろう」「なんでこんな感情的になってしまったんだろう」と向いていない・辞めたいと思ってしまうこともあります。

教員(教師)に向いている人の特徴とは?|子供が好き?コミュニケーション能力?責任感がある?

教員に向いていないと思うときはどうする?

教員に向いていない・やめたいと思う時の対処法についてご紹介します。

向いていないことを受け入れる

まずは、向いていないということを受け入れることが大切です。 どういった部分が教員に向いていないのかを自分自身で理解して、『苦手な部分を解消・改善する』『環境を変える』などを考えましょう。

単に「教員向いていない」と考えを反芻させるのではなく、まずは受け入れ、その後にどう動くかを考えることが大切です。

また、「教員に向いていない」と思える人は「教員としての仕事」に対して熱心に考えているということでもあり、そんな頑張っている自身を労うタイミングかもしれません。

また、100%教員に向いているという人は ほとんどいないということも知っておきましょう。

仕事だと割り切る

教師の業務は幅広く、湯水の如く湧いてくるものでもあります。仕事だと割り切ることで、嫌なことも多少なら耐えられるかもしれませんし、「ここからは給料以上の働きになるから、そこまで頑張らなくていい」と考えることができます。

また、仕事を頑張りすぎるのであれば「仕事に終わりはない、だからできる範囲で頑張ろう」と割り切ることが大切です。力を入れたいところだけ頑張りましょう。 教員の方は真面目な方が多く、「何でも完璧に全力でこなさなければならない」と考えてしまいがちですが、100%完璧に何でもできる人はいませんし、こなそうとすると心身を崩します。

自分の人生の主人公は自分です。プライベートな時間もしっかり確保し、楽しい人生を送れるようなマインドセットをすることが大切です。

休息を取る

向いていない・辞めたいと思っている時は、仕事を『頑張り過ぎている』『休息が足りていない』という可能性があります。まずは、心と体を休めることを考えましょう。

公立の教員であれば、公務員なので、福利厚生として休暇・休職制度が整っており教員を辞めることなく「心身を休める」ことができます。

また、なかなか休みが取りにくい場合でも、できるだけ定時で帰れるようにするなど、まずは『体の調子や気持ちを整えること』を優先させ、仕事と離れる時間を作りましょう。

あなた自身が壊れる前にしっかりケアすることが大切です。

人に話を聞いてもらう(相談する)

教員に向いていない・辞めたいと考えている場合に「どんなところが向いていないのか・辞めたいのか」また「こういった理想に対して、現状のギャップがあり、心の折り合いがつかないのか」などの思いを人に話を聞いてもらったり、相談してみたりしましょう。

信頼できる同僚や先輩がいるのであれば、そういった人に話を打ち明けるのも良いかもしれませんし、また、教員ではない家族や友人などに頼ってみるのも良いかもしれません。

人に話す(説明する)ことで、考えが整理されたりまとまったりすることもありますし、自分以外の意見を聞くことで、新しい考え方をすることができるかもしれません。

どうしても自分の中で解決しようとしてしまうと、考えが堂々巡りしてしまいます。自分なりに納得した解決ができるよう、いろんな視点で考えられるようにしましょう。

自分自身が変化してみる

「他人は変えられないが、自分は変えられる」そんな言葉があります。

「こういったところが苦手だから、教員に向いていないと思う。だから、こういった部分を変える努力をしてみよう」など、自分自身の変化に挑戦してみることも良いかもしれません。

なかなか難しいことではありますが、自分自身が変わると物事が解決したり、プラスの方向へ転がっていったりするかもしれません。

また、変われなかったとしても、変化に挑戦するだけでも何か進展があるかもしれません。

時間が経つのを待ってみる

上手く成果が出ないと思っている場合は、少し「時間が経つのを待ってみる」というのも良いかもしれません。

教育はなかなかすぐに成果や結果が出るものではなく、半年や1年でやっと結果が出てくるようなものです。教育を通して「人間を育てている」という初心に立ち返り、多少の我慢をしてみるのもありかもしれません。

楽しかった頃を思い出す

仕事上、困難な壁にぶつかっていて、教員に向いていない・教員辞めたいと感じている場合は、昔の楽しかった思い出や困難を乗り越えた経験を思い出して「モチベーションを高める」こともいいかもしれません。

思い切って転職する

どうしても教員に、向いていない・辞めたいと感じるのであれば、「転職や退職」を決断するのも一つの手です。

教育のお仕事は、教員だけではありません。塾講師や家庭教師などの教える仕事もありますし、教科書作る出版の仕事など様々あります。

辞める(転職)決断は勇気のいるものですが、あらゆる可能性を検討してみるのも良いでしょう。

教員をやめてどうする?教員からの転職先って?|おすすめの転職先・転職時のポイントをご紹介

素直な気持ちに従いましょう

休みたいと思うのであれば、まずはしっかり休み、環境を変えたいと思うのであれば、転職・退職することも良いかもしれません。

無理して仕事を続けても、やがて心身を崩してしまいます。無理は続かないものです。向いている・向いていないに関わらず、自分の人生をどのように考えるか「どんな働き方をしたい」「どんな生き方をしたいか」をしっかりと考え、素直な気持ちに従うことが大事です。

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まとめ

仕事が上手く行っていない場合、教員に向いていない・辞めたいと思ってしまいます。それが一時的なものであるのか、はたまた慢性的なものなのかをしっかりと自分で分析する必要があります。

そういったタイミングで教員を目指した頃の志を思い出し、続けていくのか・転職するのかを検討して、有意義に人生が進めるように自ら切り開いて行きましょう。

「教師として働きたい」という気持ちがあるのであれば、続けられる方法を模索しましょう。自分の人生は自分で決めましょう!

学校教員のサクシードとは?

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