学校教員のサクシード

学校教育

教員に向いていない人の特徴とは?|向いていなくても教員になってもいいの?

教員(教師)は、こどもたちの将来の夢(なりたい職業)ランキング上位に来る職業です。
学生だった頃にいい先生と出会ったことがきっかけで目指す方も多いかもしれません。
ですが、学校教員のお仕事は想像よりも大変で、人によって向き不向きがあるかもしれません。
この記事では、教員に向いていない人の特徴についてご紹介します。
また、こちらの記事で教員のすべてについてご紹介していますので併せてご確認くださいね。

教員の『なり方』から『辞め方・転職先』まで『すべて』をご紹介!|向き不向き、向いていない(辞めたい)際の対処法なども多角的にご紹介

教員とは

教員は、小学校~高校などの教育機関で生徒に対して授業をしたり、生活指導をしたり心身の成長をサポートするお仕事です。学校の種類によって生徒の成長度合いは異なり、それぞれに適したサポート・指導をおこないます。
こちらの記事で教員の仕事内容についてご紹介しますので、併せてご覧くださいね。

教員(学校の先生)ってどんなお仕事?|教員の仕事内容や役割・業務内容についてご紹介!

教師に向いていない人の特徴とは

教師に向いていない人の特徴についてご紹介します。

コミュニケーションが苦手

人前でお話をするのが苦手だったり、説明や何かを教えることが苦手だったり『コミュニケーションが苦手』な人は、教員に向いていないかもしれません。
教員は生徒、保護者、地域の方、教職員の方など様々な方と接する機会が多く、仕事のほとんどは『コミュニケーション』をすることで成り立っています。またコミュニケーションを通して、生徒や保護者のちょっと言動や表情から物事を察知することも必要です。
授業はもちろん全校集会、運動会のイベント時には保護者や地域の方の前で喋ることも多くあります。家庭訪問時などは保護者の方とみっちり会話をしなければなりません。
教員の仕事は一人でできるものではなく、様々な人と関わりながら仕事をしていかなければならないので、コミュニケーション能力が非常に大切です。
大人数の前で喋ることに多少緊張することはあるかもしれませんが、そもそもコミュニケーションに苦手意識がある人は、教師には向いていないかもしれません。

人に教える(説明する)ことが苦手

『授業』は教師のメイン業務の一つです。
授業の内容はほとんどの生徒にとって『初めて知る知識』です。その初めての知識をしっかりと定着させる、学習のやる気を引き出す、より学習に興味をもたせるように導くことが『教員の役割』です。
そのため『授業』はわかりやすく教える(説明)することが基本です。人にわかりやすく教える(説明)することが苦手な人は教員に向いていないかもしれません。

時間の管理で苦手

教員のお仕事は常に『時間との戦い』です。
決められた授業時間の中で授業終了しなければなりませんし、ホームルームまでには連絡帳を書いたり、提出物を作ったり、宿題の管理をおこなったり、限られたられた時間の中で膨大な業務をこなさなければなりません。
教員は様々な仕事を同時進行で進めていく効率の良さが必要です。時間管理が苦手な人は教員に向いていないかもしれません。

メンタルが弱い

教員のお仕事はストレスが多いです。そのため責任や自信をもって仕事ができるような『メンタルのタフさ』が必要です。
『授業が思い通りに進まない』『生徒たちから信用されない』『生徒から文句(暴言)を言われる』『保護者の方からのクレームや地域の方からの苦情や意見』など学校内外で様々なストレス要因があります。特にモンスターペアレントという言葉が一般的になってきたように、『理不尽な要求をする保護者』『対応が難しい保護者』などもストレスの要因です。
メンタルが弱い人の場合は、「なぜこんな事言われるのだろう」と精神的に追い詰められ、退職や体調を崩してしまうこともあります。
根性論などのメンタルのタフさは必要ありませんが、メンタルが弱い人は教員に向いていないかもしれません。

マイナス思考、自信がない

マイナス思考の方はよりストレスをためやすいため、マイナス思考な方は向いていないかもしれません。教員を志す方は優しく、真面目で責任感があるかたが多いため、『人からの目を気にする』『うまくいかないことが心配』で自信をなくす傾向にあります。
ある程度ストレスをスルーする能力は必要です。

柔軟性がない

真面目で責任感が強い方に多いですが、価値観が固定されている人は教員に向いていないかもしれません。考え方が柔軟でないと、生徒たちの変化や状況をつかめなくなるので、柔軟に物事を考えられない人は教員には向いていないかもしれません。

自己管理ができない(マイペースに仕事をしたい)

教員のお仕事は、多忙な業務を一人でこなさなければならず、『自己管理能力』が問われます。
効率よく業務を進めていくためには、時間管理はもちろんのこと、段取りを立てる力など計画性が必要になります。自己管理ができない人は教員に向いていないかもしれません。

教員になりたくない人

「そもそも教員になりたくない」そんな人は教員に向いていません。
教員の仕事は、簡単に続けられる仕事ではなく、激務です。教員の待遇を改善する動きは国を挙げたものがありますが、まだまだ激務であるのが現状です。そのため「生徒たちのため」など教員の仕事への情熱がある程度なければ続けられないです。
なんとく教員になってみるという人は向いていないかもしれません。

公私をしっかり分けたい

例えば、部活動の顧問を担当している場合は、土日・祝日も部活に立ち会うなど仕事をしなければならないこともありますし、プライベートな時間でも、出先で保護者や生徒と遭遇することもあります。
また、教員は、『生徒のお手本となる存在』だという社会的な認識があるため、プライベートであっても立ち振舞いに気をつけなければなりません。
そのため教員はプライベートと仕事をきっちり分けるのは難しいです。
特にプライベートな部分(恋人など)も保護者や生徒たちに知られて面倒だと感じる可能性もあります。プライベートと仕事をしっかりと分けたい人は、窮屈に感じることがあるため向いていないかもしれません。

優しすぎる・子供が好きすぎる

教員の仕事として『指導すること』『注意すること』『叱ること』をしなければならない場面もあります。
そのため『こどもが好きすぎる人』・『優しすぎる人』は向いていないかもしれません。
優しすぎて、子供が好きすぎて『注意・指導ができない』『叱ることができない』などは教師としての役割を果たせないからです。
こどもが好きだからこそ、優しいからこそ、生徒が間違った方向に進んでいるときにしっかりと軌道修正をしてあげる指導ができることが、教員に求められます。
だからといって子供に気を使わない指導をしていいというわけではありませんので、注意しましょう。

子どもが苦手

子どもが苦手な人は教員に向いていません。
教員として働く際は基本的に毎日子ども(生徒)たちと関わることになります。授業・給食・掃除・クラブ活動(部活動)など、仕事のほとんどの時間、子ども(生徒)と一緒に生活します。
指導がなかなかうまくいかないことも多く、言うことを聞いてくれない子や、問題行動をおこす子ども、生意気に感じる子など様々います。
子どもが好きであれば、その『子供らしい態度』に対応できますが、子どもが苦手だったり嫌いだったりする場合は、ストレスに感じてしまうかもしれません。
また、教員は生徒のちょっとした表情や言動に気づいて、『学校や家庭などで問題を抱えていないかなど気づかなければならない役割』で、
その役割を果たすために積極的にコミュニケーションを取ること、子供に興味を持たなければなりませんし、その役割を怠ると大きな問題へ繋がることもあります。
そのため子供が苦手、子供と向き合うのが難しい場合はコミュニケーションを取るたび苦痛に感じるかもしれません。
子供が苦手な場合は、仕事のモチベーションも上がりにくいでしょうし、子供を成長させるというやりがいも感じられないでしょう。

人として未熟

教えるスキルがあったとしても、人間的・精神的に未熟な場合は教員に向いていないかもしれません。
教員は『生徒の模範となる立場』であり、指導や注意・時には叱る立場でもあります。そのため、普段から行いはしっかり、正しさを求められます。
また、生徒たちには『平等に接すること』を求められますし、時には生徒たちから悪口を言われることや嫌われることなどもあります。
教師も人間なので、好き嫌いがあることはしょうがないですが、教育者としてあらゆる人と『平等に接すること』『常に冷静』に『心をゆとり』を持たなければなりません。
『気持ちをコントロールする力』はもちろん『時間を管理する力』、『人に対して悪口を言わない』『だらしなくない』『行動に矛盾がない』など、人を不快にさせない最低限のマナー・言動を持ち合わせ、人間的(社会人)として成熟していなければ、教員には向いていないかもしれません。

授業だけ教えたい

教師のメイン業務は「授業」ですが、授業だけではないので「勉強だけ教えたい」「授業だけしたい」方は向いていません。
授業はもちろん大切ですが、他の業務(校務分掌・イベント・テスト作成・部活動)もこなさなければなりません。
勉強だけを教えたいのであれば、塾講師や家庭教師のほうがより向いているかもしれません。

責任感が強すぎる

教師の仕事には終わりはなく、突き詰めようと思えばいくらでも突き詰めることができます。「どのようにしたら授業がよくなるか」「もっとわかりやすい教材はないか」などアイデアを出そうと思えばキリがないです。
『責任感が強かったり』『仕事熱心だったり』する教員ほど仕事に終わりを見つけられず、24時間常時仕事をしている状態になってしまい、疲れを溜め込んでしまいます。最悪の場合は心身の不調をきたし、休職につながることも考えられます。
また、教員の仕事は、思い通りにならないことも多いので、柔軟に考えられないと精神的にキツイことも多いです。真面目すぎて柔軟な考えができず、思い通りにいかなかったことが自分のせいだと追い込んでしまいます。
頑張りすぎないというわけではありませんが、ある程度のところで区切りをつけられる方でないと教員には向いていないかもしれません。

副業したい

教員は公務員なので2022年6月現在、副業は基本的に禁止されています(一部の解禁している自治体もあります)。副業をしたいのであれば、教員は向いていないです。
ですが、民間の副業解禁の世間的な流れもあり、今後公務員の副業解禁も遠い未来の話ではないかもしれません。

休憩をしっかりとりたい

教員の休憩はまとまって取れることはあまりありません。
お昼の時間は給食指導があり、生徒たちの休憩時間は、他の先生との打ち合わせや、生徒対応をしなければならないこともあります。
まとまった休憩を取りたい方は教員には向いていないかもしれません。

自己主張が激しい

教員のお仕事は個人プレーの部分もありますが、『チームプレー』である部分も多くあります。他の先生と授業スピードを揃えながら教科指導や生徒指導を行いますし、学年のルールや学校のルールに則って指導を行わなければなりません。
自我や自己主張が強い場合は、他の環境と足並みが揃わない部分も多くなってしまいます。主張するべきところ、妥協(折衷)する地点を探れる人でないと教員には向いていないかもしれません。

学校の先生・教員になるには?|教員免許の種類や取り方・教員採用試験についても

まとめ

ここまで教員に向いていない(かもしれない)特徴についてご紹介してきました。
もちろん、これらの特徴に当てはまるからと言って、教員という仕事を選んではいけないというわけではありません。
自分が何をやりたいか、その気持ちを大切にお仕事ができるとよいですね。

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